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地方ビジネスプロモーション、成功の秘訣 Vol.3:CM作りのプロセスとドキュメント

掲載日:2016年07月12日

撮影現場1

【地方ビジネスプロモーション、成功の秘訣】と題しまして、弊社クライアントの事例を対談形式でお送りします。

弊社クライアントの「やねやねやね」様の事例を通じ、どのようにプロモーションを成功させたのか、そして、地方のプロモーションにおける、クライアントとの関係性や取り組み方など、ビズスター流のプロセスをご紹介していきます。

-目次-

Vol.1:想いをカタチにするコンテキストのプロセス

Vol.2:CM制作秘話〜コンテキストを紡ぐCM作り

Vol.3:CM作りのプロセスとドキュメント(←本記事)

Vol.4:ビズスターから見える地域ビジネス

 

Vol.3:CM作りのプロセスとドキュメント

 

前回の記事(Vol.2:CM制作秘話〜コンテキストを紡ぐCM作り)に話が上がった、一緒に作り上げたCMについて、実際の制作のプロセスをご紹介していきます。

最初のきっかけ

弊社がやねやねやねのコンサルティングに関わって半年位経過し、ホームページの集客のシステムも安定し数字も上がってきたとき、伊名波さんからこう相談されたのがきっかけだった。

「ホームページからの集客は一通り安定してきたので、リアルの仕掛けを考えたい」

この一言からだった。

 

費用効果の高いローカルならではの面白いCMが作りたい

 

そこで、まず最初に俎上に上がったのが、同業他社のCM制作の話。

「あるリフォーム会社がCMを作ったが、反応があるかどうかわからない」というものだった。

実際にそのCMはその会社のホームページから見ることが出来るので、その場で伊名波さんとも改めて見てみた。

 

たしかに、ローカル企業のCMとしてよくあるタイプのCMだった。

おそらく地元のプロダクションが作ったものだろう。クオリティなども高く、お金がかかっていそうだった。

伊名波さんは言う。

「どれだけ効果があったのかというと正直わからないし、印象にも残らない。こんなCMは作りたくない」

 

伊名波さんは、すでにCMの方向性をある程度固めていたようで、その想いを語ってくれた。

 

「屋根やなのに、屋根のこと言わないような、でもものすごい目を引いて無視できないような、そんなCMにしたい」

 

という想いを皮切りに、その場でブレストがスタートする。

 

  • ベタだけど一般家庭のシーンで、上から落ちてくるというのは?
  • 全身びしょびしょで屋根を直している
  • 天井裏から顔を出す
  • 屋根の上で撮影するのも面白い

 

というように、まずはどんどんイメージを発散させる方向でブレストをしていった。

 

その中で、雨漏りに対して、消費者が抱える共通の問題というのが浮き彫りになってきた。

 

  • 雨漏りは、きっと靴下の穴のように恥ずかしいという心理があるはず
  • だから、相談できそうで、相談しにくい
  • かといって、誰に頼んだら良いのかわからない
  • 広島の市場で「雨漏り修理」と聞かれてぱっと出てくる会社が無い
  • 結局、誰に頼んだら良いのかわからない

 

というような消費者の中のサイレントなニーズが見えてきた。

ここまで話をした所で、ブレストのテンションのピークを感じ、薬師神はふとあるシーンがインスピレーションとして降りてきた。

 

雨漏りの中で食事する家族

 

「びしょ濡れになる位に雨漏りしているリビングで、普通に夕飯をするという家族が居たら、助けたくなりませんか?」

 

そう切り出した所、伊名波さんも大爆笑で同意した。

 

今までのブレストの話や、「消費者心理の裏側を付くようなCM」一つのメタファー(象徴)となるコアなコンセプトが見えてきた。

 

後は、その場で粗い手書きの4コマまんが風に、殴り書きでシーンを説明し、イメージを共有した所、その場で制作することが決まった。

 

 

企画書と絵コンテ

 

打合せ後、すぐに取り掛かったのが、CMの企画書と絵コンテの制作だ。

CMの狙い、ストーリー、登場人物のペルソナなどを取りまとめて、すぐに伊名波さんに共有。

そこで、伊名波さんからは「イメージ通りの絵コンテだ!」と、手応えを得た。

 

そうして出きた企画書と絵コンテがこちら

 

クリックするとpdfで全ページダウンロードできます。

やねやねやね様CMプランニングPDF

CMプランニング

 

撮影までの道のり

 

撮影場所が無いという壁

 

この企画書で、CMのシナリオはできたが、撮影に向けて大きな問題が発生。

家の中のリビングで雨漏りを再現するための、撮影スタジオが無いという問題だ。

撮影スタジオをいくつか調べたが、雨漏りまで再現するようなスタジオは当然見つからない。

もし見つかったとしても、高額なスタジオ使用料が発生することは目に見えていた。

そこで、伊名波さんにも協力してもらい、建て替えする家の解体物件があればそこで撮影しよう、という話になった。

しかし、そういう物件は一向に見つからない。撮影物件待ちの状態で撮影自体は半年ほど延期に。

 

身内の空き家を借りられることに

 

そんな状態で半年以上過ぎた11月に、薬師神の身内の空き家で撮影させてもらえる、という話が舞い込んだ。

リビングの状態も、一般家庭にあるような普通のリビングがそのまま残っており、家財道具もそのまま使って良いということに。

床にはブルーシートを敷いて、さらに大量のバスタオルを敷き詰めることで、雨漏りを再現する水で家を濡らさないよう工夫することにした。

ロケハンに向かい、カメラテストなどをしてみたがイメージに近い絵になりそうだったので、撮影に踏み切った。

自分たちでできる範囲で撮影した手弁当感

 

実際の撮影についても、実はプロの撮影スタッフは一人も関わっていない。

メインのカメラマンはなんと薬師神の知人のプログラマー。趣味でカメラ機材をたくさん持っていて、今回の撮影でもCMの映像を撮影するクオリティの機材は持っていた。メインカメラ、サブカメラとも、実は4K対応の一眼レフカメラで撮影した。

音声も自分たちで用意できる範囲のマイク機材で撮影。

雨漏りの再現については、塩ビのパイプに穴を開け、ジョロで水を通すという仕掛け。人力だ。伊名波さんにも協力してもらった。

 

出演者も全て、薬師神の声掛けによって集まった。Facebookでのやりとりだけで出演者を集められた。声掛けに協力して頂いた周囲のみんなに感謝。

 

撮影現場1

 

撮影当日、色々な問題も発生した。

想定していたシナリオが15秒に収まりそうにない。CMとして、会話がすんなり耳に入ってくるスピードでセリフを言うと、15秒を超えてしまう。かといって早口では、アテンションの低い状態でCMを見ている人に伝わらない。

出演者のマネージャーとして現場の立会で来ていた方がたまたまライターの方だった(この連載の聞き手にもなってくれている築島さん: TEN WRITERS)。その場でセリフをリライトしてもらってなんとか良い流れに収まった。

打合せ中

 

クライアントである伊名波さんも、裏方にもなり雨漏りを降らせてもらった。

そして、自分の出演の場面では、何度も画面横からダイブして体を張った。

クライアントが自ら裏方もやり、主役もやる。

娘役、お母さん役の二人も、演技は初めてだったが、そのぎこちない感じがシュールな世界観に繋がり、CM全体としてコミカル感が増した。

ほぼ半日、びしょ濡れになりながらの撮影にも笑顔で応じてくれ、無事撮影は終了した。

モニターチェック中

 

撮影終了!
撮影終了後の記念撮影

手前左:娘役の安倍さん 手前右:お母さん役の廣田さん

 

完成CM

このようなプロセスを経て、やねやねやねのCMは完成した。
関わって頂いたすべての方に感謝。

 

放映開始されたのが、5月からだったが、反応は良好だ。

限られた放映枠の中で、ターゲットとしている層に少しでも接触機会が増えるよう打合せを重ね、放映のタイミングのプランニングした。

 

伊名波さんも、今では外出時に声をかけられることもしばしばあるという。出演者のみなさんも、知人、友人から「見たよ」と言われるようで、見た人の印象には残っているようだ。

アクセス解析からのデータを見ても、ユニークユーザーで150%増。なにより受注件数が昨年の最高件数を倍に更新した。

昨年、60倍に更新し、さらに今年のCM投入後3ヶ月のデータを見ると1.5倍増。実受注件数で昨年の対比で2倍。

ローカルCMとしては、「成功した」と胸を張って言える数字ではないだろうか。

 

広島で一番の屋根修理、雨漏り修理=やねやねやね

 

そして、なにより「広島で一番の屋根修理、雨漏り修理屋=やねやねやね」としての認知が一番の狙いだった。まだCMは放映中で、今後も第二弾CMも考えている。

 

「広島で屋根修理、雨漏り修理といえば?」

「やねやねやね!」

と、誰もが即答できる、消費者認知の座布団の獲得。この挑戦はこれからも続く。

 

やねやねやねホームページはこちら

http://yane3.com/

 

 

Vol.4もお楽しみに

では、このシリーズ連載も、最後の1本で終わりです。最後は、地方のビジネスとのマーケティングやプロモーションが、今後どうあるべきなのか、BIZ STAR の考える地域ビジネスの在り方を語ります。公開までもう少々お待ちください。

 

-目次-

Vol.1:想いをカタチにするコンテキストのプロセス

Vol.2:CM制作秘話〜コンテキストを紡ぐCM作り

Vol.3:CM作りのプロセスとドキュメント(←本記事)

Vol.4:ビズスターから見える地域ビジネス

 

 

 

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記事中は余裕っぽい薬師神ですが、ハゲそうな程にアップアップのようです。

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【急募】ビズスターの仲間になってくれる仲間を募集しています

 

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