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地方ビジネスプロモーション、成功の秘訣 Vol.4:ビズスターから見える地域ビジネス

掲載日:2016年07月12日

広島の夕日

【地方ビジネスプロモーション、成功の秘訣】と題しまして、弊社クライアントの事例を対談形式でお送りします。

弊社クライアントの「やねやねやね」様の事例を通じ、どのようにプロモーションを成功させたのか、そして、地方のプロモーションにおける、クライアントとの関係性や取り組み方など、ビズスター流のプロセスをご紹介していきます。

-目次-

Vol.1:想いをカタチにするコンテキストのプロセス

Vol.2:CM制作秘話〜コンテキストを紡ぐCM作り

Vol.3:CM作りのプロセスとドキュメント

Vol.4:ビズスターから見える地域ビジネス(←本記事)

 

ビズスターから見える地域ビジネス

 

この連載記事の最終回の記事になります。「ビズスターから見える地域ビジネス」と題し、地域のビジネスでの取り組みやプロモーション、マーケティングの考え方、そして制作者側の視点として、今後どう地域のビジネスと関わっていくのか、そのあたりを連載記事の最終回として語りました。

クライアントと同じ目線の対等な関係のパートナーとして

 

築島:先日のCMには「安倍まどか」を採用していただき、ありがとうございました。かなりインパクトのあるコマーシャルができあがりましたね。以前にもCM製作の経験があったんですか?

 

CM撮影に使用したカメラと薬師神

撮影で使用したα7RⅡ

 

薬師神:動画はちょこちょこ撮っていたましたが、CM制作ははじめての経験でした。

弊社と「やねやねやね」の伊名波さんとの付き合いはリスティングの代行からだったのですが、もともと伊名波さんは集客の仕組みをきちんと構築して、予算をかけてプロモーションを形にしたいという思いを持っておられました。ご自身の頭の中にあったCMの構想を伺って絵コンテにしたところすぐに気に入ってくださり、そのまま形にさせていただきました。

 

築島:現在はコンサルティングもされていますね。アドバイスというよりも対等な関係性を持たれている印象があります。

 

薬師神:受託、といえば言われたものをそのまま作る立ち位置ですし、従来通りのコンサルティングであれば、アドバイスは上から、という立ち位置です。私の場合は、対等の立場で一緒に構築していくというポジションを取っています。もちろんプロとしてリードをするのですが、あくまでも「一緒に」であって「一方的に」ではありません。

例えばCMの代理店では、何ヶ月でいくら、といった、まるでパッケージ商品をただ販売するような提案をされました。延べ視聴率やどこの顧客にセグメント化しての提案なのかを尋ねてみましたが、答えることができなかった。費用対効果を尋ねたところで、言葉に詰まる。モノ売りの発想ですね。

案件が受注できればそれでよし、結果にはコミットしない会社ばかりで、伊名波さんはフラストレーションを抱えていたんです。そこで、弊社がより内部まで関わるようになりました。

 

「作るだけ」の制作会社の終焉とUX(ユーザーエクスペリエンス)

 

築島:CMのYoutubeでの予告放映など、Web制作だけでなくプランニングからメディアミックスによる広報、バックエンドにいたるまで全てに関わられたそうですね。そのビジネススタイルのモデルとなっている会社や、目指しているものがあるんですか。

 

※2016年の正月にCMの予告動画を作ってFacebookで公開した 

 

薬師神:これはアメリカの話なのですが、すでにいわゆる「制作会社」は存在していないそうです。フリーランサーか、コンサルティング会社かの2極化が顕著と聞きます。

そして、日本の地方のビジネスでも同じ現象が現れているように感じています。そういった意味では、アメリカのマーケティングコンサルティング会社を意識しています。

 

ローカルの企業からの相談でよく伺うのですが、それ相当の金額をかけてホームページを制作してもらい、そこから3年、5年を経て今蓋を開けてみると、全く集客につながっていないことに気がついて愕然とした、と。

かつての「ホームページを作って満足」という時代が過ぎ去った中で、こういう作って終わりという姿勢の制作会社が淘汰されていくことは明白です。そういった背景から、2015年の12月からは制作会社でなく、コンサルティングに特化して、その中で必要であれば制作をする、というビジネスモデルにチェンジしています。

 

築島:その中でのバックグラウンドとなるのが、UX(ユーザーエクスペリエンス)ということでしょうか。

 

薬師神:ユーザーエクスペリエンスや顧客中心のプロモーションといった、UXに関する用語がバズワード化しだした背景には、消費者側の目線がないとビジネスとして回っていかない、成果を出さないと意味がないという時代の到来を示しています。

 

築島:広島もそういう目線が足りなかったということですか。

 

薬師神:そこまで踏み込んでやっている所は広島ではまだ少ないのではないでしょうか。他の会社がどうなのか知りませんけど。

もちろん、「UX」という言葉で呼ばれる前からそういった視点を持って制作を行っていた先輩方もたくさんおられます。私の尊敬する高知県のデザイナーの梅原真さんは、何十年も前から「デザインは、そのデザインを通じてモノやコトが売れないと意味がない」と言い続けてきました。

 

失敗を受け入れるという前提

 

築島:今後いわゆる新しい世代、デジタルネイティブが台頭しテクノロジーがさらに発展していく中で、制作だけを行っていくスタイルでは、世の中の時流には合わないということなんでしょうね。

 

薬師神:別の視点から見れば、私たちができる領域が増えてきた、という意味でもあります。

CMの話をいただいたとき、できる、という手応えを感じました。趣味で所有していたカメラが、実はプロも使っているもので、4Kも撮れる。プロとアマチュアの差がますますなくなって来ているんです。これからの時代は、数百万の機材をいくつも持っているような映像プロダクションレベルのものは作れませんが、ある程度のものであれば自分たちで製作できるようになります。自分たちでできるところは自分たちで、それ以上のクオリティのものを求める時は専門のプロに依頼するという、使い分けのスタンスですね。

語る薬師神

築島:薬師神さんのおっしゃる「自分たち」は、制作者とクライエント両方のことですね。地域創生の意味も込めて、クライエントである地域の経営者やビジネスオーナーの方々に伝えたいことはありますか。

 

薬師神:結果に対してのビジョンと手法を持ったコンサルタントやパートナーと組んでいただきたいですね。クライエントの知識をうまくひきだしながら、プロモーションや集客の部分にプロのスキルを応用することができる、相互作用によるコンサルティングが行えるパートナーとビジネスを進めてもらえればと思います。

今からは、共創し共存する時代です。受託する側と発注する側の境界線が無くなり、制作というよりもむしろ「創発:エマージェンス」と呼んだ方がしっくりくるような、新しい制作の形態が産まれてきます。

あとは、「上手に失敗する」ということですね。リーンスタートアップという考えがありますが、新しいことにチャレンジする時というのは、何が当たるかわからないことの方が多い。ユーザーエクスペリエンスデザインの考えの中でも「小さな失敗を繰り返す」というプロセスが重要視されています。

そういう、失敗前提でのサービス作り、プロモーション作りができるというのが、今後の地域ビジネスでは必要なスタンスだと思います。ただし、失敗を受け入れられない企業や、失敗を恐れて何もできない、という企業も多いと思います。

それはそれでいいです。失敗したくないというのは誰もが思うことですから。ただし、それだと身動きとれなくないですか?とは思いますね。好きにしてもらったらいいんですけど。

失敗を受け入れながら、上手に失敗し一歩一歩踏み出していくのが、たとえば「やねやねやね」さんだったりする訳です。小さい失敗を繰り返し、ガシガシ先に進もうとする企業というのは強いですよね。

 

「知っている」と、「できる」ということの違い

 

築島:薬師神さんは、相手の話を上手にとらえながら耳を傾けるのがお上手ですよね。眠っている課題を引き出す技術も、共創の時代に必要なスキルなのでしょうか。

 

薬師神:これからは、クライエントの知識や知見を引き出しながら補完していく技術が必要になります。

「プロ」というのは。単にいいものを作って提供する人のことではありません。全ての正解は、クライエントの中に眠っているんです。これは、コーチングやファシリテーションのアプローチでもありますが、それをスキルとして行うことが求められるが、これからのコンサルティングと制作会社です。

顧客との信頼関係を築き、そこで本音をひきだすというのは、テクニカルなレベルでは理解できますが、これを実践するとなると、教科書通りにはいかないものです。

手法だけを勉強して売上を上げる方法を語れるからといっても、実際に売上を上げられるかどうかはまったく次元の違う話です。

マーケティングやコンサルティング、コピーライティングの情報や本が世の中に出回っている状態で、ただその手法を知ればできるのであれば、みんな困っていないはずです。でも、なんでみんなできないんですか?答えはシンプルで「知る」ことと、知ったことを「実際にやる」ということは知識とは全く違う次元の話だからです。

UXやデザイン思考、セールスライティングやマーケティングを学ばれている方も増え、知識を吸収する方も増えてきましたが、そういう方たちがそれでも現場で成果を上げられないのであれば、このシンプルな違いに、学ぶ側も、クライアントになる側の人たちも、そろそろ気付くべきです。

現場は割と泥臭いことが多いですよ(笑)

 

モノを通じてコトを売る

 

築島:最後に、モノからコトへの時代への変革がいわれるようになりましたが、その中にあって、ご自身の事業において気をつけているマインドのようなものを教えてください。

この写真自体は結構前に撮ったので、前の事務所の画像です

薬師神:「モノ」を売るだけであるとか、作って終わり、の時代は見事に終息しました。良い物だから、良いスペックだから、価格が安いから・・・メリットがあるというだけではもう「モノ」は売れません。その「モノ」を消費することでどういう体験があり、どんなサービスを受けることができるのか。消費者がそこにポイントを置くようになったのが「コト」の発想です。

消費の質が変化したという事実を経営者に説明しても伝わらないことがありますが、UXの手法を使って消費者の立場で考えてもらうと、とたんに理解していただけます。

企業を相手にビジネスの全体像を捉える時には、クライエント本人とその先のステークホルダーのことも考えなくてはいけません。企業側とエンドユーザー両方の視点に立つことが重要なのです。

まだ僕が会社員だったころ、以前勤めていた会社で、「そこを考えるのは大事なのはわかるが、お金になるのか」とよく言われていましたが、「コト」の姿勢に変革できていない会社はこれからは苦労するでしょうね。

 

築島:時代とともに、業界も変わっていっているということですね。

 

薬師神:広島は顕著ではありませんが、水面下で少しずつ変わっています。来年、再来年とますますその変化ははっきりとしてくるでしょう。

大手のシンクタンクがあるような会社と、弊社のようなローカルの会社ではアプローチも違います。その地域における状況を把握しながら地元競合会社や、市場の中で競争するには、時代を捉え、クライアントと信頼関係を築きながら答えを引き出し、「成果」という同じ目的を持ってプロモーションを共創していく必要がある。

モノやサービスを売ることを通じて、共に「コト」を作るパートナーであると意識することが重要だと思いますね。ビズスターとしても、ただ売れればいい、成功すればいい、結果が出ればいいというだけではなく一般消費者や地域の社会に対して、パートナーのビジネスを支援しながら生活者にとって良い「コト」を届けられるような目線で今後もコンサルティングを進めていきたいと考えています。

 
 
–聞き手:築島渉 TEN WRITERS
 
 

-目次-

Vol.1:想いをカタチにするコンテキストのプロセス

Vol.2:CM制作秘話〜コンテキストを紡ぐCM作り

Vol.3:CM作りのプロセスとドキュメント

Vol.4:ビズスターから見える地域ビジネス(←本記事)

 

ビズスターで働く仲間を募集中!!

ただいま、ビズスターでは制作スタッフが足りておりません。

我こそは、というデザイナー、フロントエンドエンジニアの方の応募をお待ちしています。

記事中は余裕っぽい薬師神ですが、ハゲそうな程にアップアップのようです。

ビズスターの危機を救ってくれるという方、いらっしゃいませんか?

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